業種|店舗・飲食
開店前に、回線・Wi-Fi・防犯。
店舗の設備は、営業時間の外だけで組み立てます。回線に決済がぶら下がっていること、客用と業務用の無線が分かれていることが判断の分かれ目です。内装工事とレジ本体は承っていません。
店舗の設備は、営業時間の外だけで組みます
他の業種と違うのは、工事に使える時間が毎日ぶつ切りになることです。
営業中は工事ができません。使えるのは開店前、閉店後、定休日です。開店前は仕込みと、閉店後は片付けと重なるので、実際に手を動かせるのは数時間です。そのため店舗の工事は「一度で終わらせる」より「その日のうちに元へ戻せる形で刻む」組み方になります。
もうひとつが回線です。店舗の回線には、カード決済端末、レジ、コード決済のタブレット、予約台帳、防犯カメラがぶら下がっています。落ちるとこれが同時に止まります。電話が鳴らないだけでは終わらず、会計ができないところまで行きます。だから見積りの前に、回線にぶら下がっている機器を1台ずつ数えます。
設置する端末のすべてをIC対応にすることが、指針対策として示されています。
PCI DSSの現行版。2024年6月11日公開で、2025年1月以降はこれだけが有効です。
香川県内は無料です。開店前のご相談でも構いません。
店舗特有の、設備に効いてくる事情
見積りの金額と工期が変わるところだけを並べます。
| 店舗側の事情 | 設備の側で決まること |
|---|---|
| 営業中に止められない | 作業を数時間ずつに刻みます。切替の途中で店を開ける可能性があるので、その日の終わりに必ず動く状態へ戻せる手順を先に決めます |
| 決済が回線の上にある | 回線の冗長化と、止まったときの手順が要ります。カード情報は非保持化またはPCI DSS準拠が求められるため、端末の中身には触りません |
| 客用と業務用の無線が同じ | 分離が要ります。総務省の手引きでも、業務用のネットワークで公衆Wi-Fiを提供することは避けるよう示されています |
| カメラの目的が抑止寄り | 録画品質より、見える位置と台数が優先されます。レジの手元と出入口は、写す範囲を先に決めます |
| 天井と壁が仕上がっている | 配線ルートが限られます。露出配線が見える位置に出るかどうかを、契約の前に確認します |
無線は、客用と業務用で分けます
「Wi-Fiは1つでいい」が、店舗でいちばん危ない要望です。
業務用のネットワークをそのまま客用に使うと、客席の端末から、事務所の複合機に保存したファイルや業務用のパソコンが見える状態になりえます。総務省の手引きは、これを脅威シナリオとして挙げ、物理的に分けるか、VLANで論理的に分けるよう示しています。回線を1本で共用する場合は、ファイアウォールで分離を確実にします。
カード決済端末、レジ(POS)本体、券売機の中身は触りません。加盟店契約と決済代行の側の管轄で、カード情報の取り扱いに法令上の義務がかかる部分です。当社が担当するのは、その手前の回線、ネットワーク、無線、UTM、防犯カメラ、電話です。入替のときは、決済の会社から必要な条件をもらって、当社が回線側を用意します。
店舗で実際に起きる、3つの失敗
他の業種では起きないか、軽く済むものです。
ひとつめ。フリーWi-Fiを業務用の線から出す。費用を抑えるためにこうすると、客席から業務用の機器へ届く状態になります。あとから分けるには機器の入替が必要になることがあります。
ふたつめ。回線の切替日を、営業日に入れる。切替の瞬間はカード決済とコード決済が同時に止まります。現金しか受けられない時間が発生するので、定休日か閉店後に寄せます。
みっつめ。カメラを台数だけで決める。抑止が目的なら、見える位置に付いていることが効きます。逆にレジの手元は、写す範囲を決めずに付けると従業員の反発が出ます。撮る目的と範囲を先に決めます。
- 営業時間と定休日。工事に使える時間が何時間あるか
- 回線にぶら下がっている機器。決済端末、レジ、予約台帳、カメラ
- 決済端末の提供元と、加盟店契約・決済代行の窓口
- フリーWi-Fiを出しているか、今後出す予定があるか
- カメラを付ける目的(抑止か記録か)と、写したい範囲
- 自社所有か賃借か。賃借なら貸主の工事承諾の範囲
よくいただくご質問
レジやPOSの入替も一緒に頼めますか
レジ本体と決済端末は承っていません。ただ、入替のときに回線とネットワークの側で用意しておくことはあります。有線の口の数、置き場所、電源。決済の会社から条件をもらって当社が用意します。
フリーWi-Fiは出したほうがよいですか
出すかどうかは業態で決まる話なので、当社からは勧めません。出すと決めた場合に分離が要るというのが設備側の答えです。「今は出さないが将来出すかも」なら、そのとき機器を替えずに済む構成で組み、見積りの「将来」の行に入れます。
工事は営業中でもできませんか
配線を通す作業は、脚立と工具が客席に出るため営業中には行いません。機器の設定だけなら営業中にできることもあります。どこまでを開店前に寄せるかは、現地で分けます。
開店前です。いつ相談すればよいですか
内装の図面が固まる前です。回線の開通がいちばん待たされるためと、配線ルートと電源の位置は図面が固まると動かせないためです。逆算はオフィス移転・新規開業で扱っています。
- レジ(POS)本体、カード決済端末、券売機。当社は回線・ネットワーク・無線・UTM・カメラ・電話の側だけです
- 内装工事は承っていません。内装会社との工程合わせはご相談ください
- 受付は平日9:00〜17:00です。時間外の緊急対応はお約束していません
- 総務省「公衆Wi-Fi提供者向け セキュリティ対策の手引き(令和7年2月版)」 — 4-3 業務用ネットワークの分離。物理分離または論理分離。回線共用時はファイアウォール等で確実に分離
- 経済産業省「割賦販売法(後払分野)の概要・FAQ」 — 第35条の16と第35条の17の15の必要な措置。カード情報の非保持化またはPCI DSS準拠
- 日本クレジット協会「加盟店の皆様へ」 — 対面取引は設置する決済端末の全てをIC対応にする(指針対策)
- PCI SSC「Just Published: PCI DSS v4.0.1」 — 2024年6月11日公開。v4.0は2024年12月31日で退役
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香川県内の現地調査・お見積りは無料です。開店前の回線・レジ連動を含む現地確認は、Wi-Fi診断から進めます。
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