業種から探す
同じ設備でも、業種で決め方が変わります。
同じ電話・Wi-Fi・カメラでも、業種が変わると決め方が変わります。何が制約になるのかを5業種で並べた、香川で現地に出る前提で並べています。
同じ設備でも、業種で要求がまるで変わります
「電話とWi-Fiとカメラ」という並びは同じでも、どこで判断が分かれるかは業種ごとに違います。
Wi-Fiを例にすると分かりやすいです。オフィスでいちばん問題になるのは人数が増えたときに足りるか。店舗ではお客様用と業務用が分かれているか。工場ではそもそも電波が届くのか。介護施設では呼出設備と同じ配線に相乗りしていないか。クリニックではオンライン資格確認の回線に来院者の端末が混ざっていないかです。機器は同じでも、分かれ目が別のところにあります。
この違いを作っているのは4つです。その業種にかかる法令や基準。建物が動いている時間。建物の造りと環境。人の動き方。介護施設は居室に呼出設備を置くことが法令で求められる一方、夜間は職員が最も少ない時間帯です。この2つが同時に効くので、工事の組み方が他の業種とまったく違います。
介護、医療、店舗、工場、オフィス。建物の型はこの5つに収まります。
何時間止められるか。触れない設備はどれか。既存の配線を使えるか。
電話はNTT西日本とナカヨ、ネットワークはYAMAHAとWatchGuardです。
香川県内は無料です。相談だけでも構いません。
5業種を、設備の要求と工事の制約で並べます
ご自身の建物に近い行を、横に読んでください。
| 業種 | 設備の要求として強く出るもの | いちばんきつい条件 | 工事をやれる時間帯 | 詳しく |
|---|---|---|---|---|
| 介護施設 高齢者住宅 | 呼出設備の設置が法令・指針で求められる。特養は居室と便所に「ブザー又はこれに代わる設備」、老健は療養室に「ナース・コール」。施設種別で根拠が変わります | 呼び出しを一分も空けられない。しかも人が最も少ないのは夜間です | 24時間動いています。工事中の呼び出しを誰が受けるかを、日程より先に決めます | 介護施設 |
| 医療機関 クリニック | 受付の電話。オンライン資格確認・レセプト請求の回線。患者情報を扱う端末と来院者用の無線の分離 | 診療時間中に止められない。電話が鳴らない時間は、そのまま取り逃がしです | 休診日と診療時間外。曜日が決まっているので日程は読みやすい | クリニック |
| 店舗 飲食店 | 回線(決済端末とレジがぶら下がっている)。お客様用と業務用の無線の分離。抑止を目的とした防犯カメラ | 営業中に工事できない。回線が止まるとカード決済とコード決済が同時に止まります | 開店前、閉店後、定休日。作業時間が短く切られます | 店舗・飲食店 |
| 工場 倉庫 | 電波が届かない区画。有線を引けない場所。棟をまたぐ屋外配線。事務所と現場のファイル共有 | 生産を止められない。粉じん・温度・金属・高さで、事務所と同じ機器が使えないことがあります | 生産停止日、段取り替えの時間、休業日。ラインの計画が優先です | 工場・倉庫 |
| オフィス 士業 | 人数の増減に耐える回線と無線。守秘の要求(士業は法律で秘密保持義務)。複合機のカウンター料金。移転 | 人数が読めない。契約が電話・回線・複合機・UTMでばらばらになりやすい | 業務時間外か休日。工事の自由度はいちばん高い | オフィス・士業 |
業種で最も変わるのは、工事をやれる時間です
機器の選定より先に、ここが決まらないと見積りが組めません。
「日曜でよければ安くなりますか」と聞かれますが、順番が逆です。止められない時間帯を先に決めると工事の組み方が決まり、そのあと金額が決まります。止められる時間が長ければ一度で終わり、短ければ何回かに分けます。分けると切替の途中で仮の状態が生まれるので、そのあいだ何がどう動くのかを先に決めます。
当社の受付は平日9:00〜17:00(土日祝休)です。時間外の緊急対応はお約束していません。「止まったらすぐ来てもらえる」前提で設備を組まないでください。
業種ごとに、触ってはいけないものが違います
ここを間違えると、金額の問題ではなく、事故と法令違反の問題になります。
建物の中には、通信工事の担当が手を出してはいけない設備が必ずあります。理由は3種類です。資格が要る。メーカー保守の範囲になっている。止めると人や物が危ない。
分かりやすいのは消防設備です。自動火災報知設備やスプリンクラーの設置に係る工事は、消防法施行令第36条の2で消防設備士でなければ行ってはならない工事とされています。感知器の取替えなど一部は「軽微な工事」として着工届を省略できますが、消防庁の通知では軽微な工事も甲種消防設備士が行うこととされています。天井を触るときは、この線を越えないよう先に確認します。
- 介護施設/自動火災報知設備、スプリンクラー、消防機関へ通報する火災報知設備
- クリニック/医療機器の販売・修理・接続。電子カルテそのものの導入と入替
- 店舗・飲食店/決済端末、レジ(POS)本体、券売機の中身
- 工場・倉庫/生産設備の制御盤、PLC、計測機器とその配線
- オフィス・士業/基幹システムのサーバ内部、入退室管理の錠側
- 内装工事は承っていません。内装会社との工程合わせはご相談ください
- 受付は平日9:00〜17:00です。時間外の緊急対応はお約束していません
- メーカー保守に入っている設備は、メーカー側の窓口が優先になる場合があります
- 消防設備の工事は資格の範囲が決まっています。有資格の施工者と組む前提でご説明します
どの業種でも、見積り前に確認する項目
ここが埋まっていない見積りは、業種が違っても比べられません。
- 止められない時間帯と、止められる時間の長さ
- 回線にぶら下がっている機器。FAX、決済端末、警備装置、火災報知の自動通報
- 触ってはいけない設備の一覧と、その保守窓口がどこか
- 壁と天井の中を通せるか。使い回せる配線と点検口があるか
- 停電したときに、どの設備が動いている必要があるか
- 自社所有か賃借か。賃借なら、貸主の工事承諾がどこまで要るか
- いまの契約の書類(回線、複合機、保守)
現地調査(香川県内は無料)
上の項目を確認します。相談だけでも構いません。
触らない範囲を決める
医療機器、消防設備、生産設備、決済端末を書面で分けます。
見積りと工事日の段取り
必須・推奨・将来に分けます。切替日の代わりの受け方も先に決めます。
よくいただくご質問
業種が違うと、金額も大きく変わりますか
機器の値段は業種で変わりません。変わるのは工事の組み方です。止められる時間が短いほど作業を分ける回数が増え、仮の状態を作る手間と立会いが増えます。
1社で全部まとめると、かえって高くなりませんか
まとめること自体が安くなる理由にはなりません。効くのは別です。回線・電話・ネットワーク・複合機が別契約だと、不調のたびに、どこへ電話するかをお客様側が判断することになります。いま入っている契約はそのままにして、窓口だけをまとめる形も選べます。
まだ計画段階です。相談しても意味がありますか
計画段階のほうが効きます。新築・改修・移転が絡む場合、配線ルートと電源の位置は図面が固まる前でないと動かせません。
- 特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準(平成11年厚生省令第46号) — 第11条第4項。居室と便所の「ブザー又はこれに代わる設備」
- 介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準(平成11年厚生省令第40号) — 第3条第2項。療養室に「ナース・コールを設けること」
- 消防法施行令(昭和36年政令第37号)第36条の2 — 消防設備士でなければ行ってはならない工事の範囲
- 消防庁「消防用設備等に係る届出等に関する運用について」 — 軽微な工事の範囲と、軽微な工事も甲種消防設備士が行うこと
業種が決まらなくても相談できます
香川県内の現地調査・お見積りは無料です。急ぐ場合はお電話ください。
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